このページでは、重層長屋で土地活用するデメリットや問題について調べています。
「長屋」と聞くと、古い邦画に出てくる、平屋づくり住居群を思い浮かべるのではないでしょうか?しかし近年はどちらかというと、不動産業界の専門用語となりつつあり「共用部がなく、入口が各部屋に直接つながっている賃貸住宅」を意味しています。
「テラスハウス」という別名があり、外観もスタイリッシュ。古臭いスラムのようなイメージは、完全に払拭されています。
しかし、昔ながらの長屋の面影が、残っていないわけではありません。それが建築スタイル自体のデメリットにつながることもあります。
重層長屋の中でも、2階建て以上の建築スタイルは、居住者がひと部屋の全フロアを使用可能なため、一見すると一戸建てのような雰囲気を持っています。
実際、不動産情報サイトなどで一戸建ての賃貸物件情報を検索すると、たくさんのテラスハウス情報がヒットするほどです。
しかし実際の構造としては、ひとつの建物を壁一枚で分割し、一戸ずつ2世帯に貸し出しているのです。
近年の建築ですから、それほど音漏れがひどいというわけではありませんが、一戸建て感覚で契約を決めた人は「予想以上に隣の音が聞こえる」というストレスを感じる様子。入居者間の騒音問題は、発生しやすくなっています。
重層長屋の場合、1階部分に階段を付けざるを得ないため、おのずと間取りが限定されてしまいます。1階がやや狭く、2階の方が広くなるのです。
このため「リビングは1階にしたいという希望を持つ入居希望者を、逃してしまう」、などのデメリットも考えられます。
昔ながらの長屋には「一戸から火が出るとエリア全体に火が回りやすい」という危険がありました。「江戸の大火」と称される過去の大火事の要因も、このような住宅事情にあったと考えられます。
共同住宅形式のアパートで火事が出た場合、上下左右の部屋に火が回っても、建物内で収まる可能性は高くなっています。重層長屋形式でも事情は同じなのですが、東京で重層長屋が多く建設されているエリアでは「延焼から大規模な火災が発生するのでは」と危険視する声が上がり始めています。
いまのところ重層長屋は、建築基準法の「特殊建築物」に該当しないため、さまざまな法規制の対象外となっています。しかし法規制の内容は、防火基準の占める割合が大きくなっているのです。
「重層長屋だから、建築法を気にしなくても大丈夫」と防火対策を怠ると、いざ火災が発生した際に、大火事へと発展してしまう可能性も…。オーナー自身が意識を高め、プロとよく相談のうえで建築を進める必要がありそうです。
上記の通り、デメリットが何もない、なんて言うことはもちろんありません。
どんな建物を建てるのでも共通して言えることですが、その道のプロを見極めることが最重要です。
重層長屋の建築に長けた会社を紹介していますので、ぜひ相談をしてみてはいかがでしょうか。
引用元:ハステック公式サイト
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