このページでは、和歌山県の特徴や賃貸経営事情、エリア情報、アパート経営に役立つポイントなどを紹介しています。
和歌山県は紀伊半島の西側に位置し近畿地方に属する、人口総数約93万人の県です。ルーツは約2万5千年前の後期旧石器時代にまで遡り、縄文時代にはすでに人間社会の営みがあったとされ、今でも縄文時代の貝塚や竪穴住居跡などの遺跡が残っています。
産業は海南市の阪神工業地帯や和歌山市の新日鉄住金に代表される工業や、生産量日本一を誇るみかんなどの農業、黒潮の恩恵を受ける漁業、他に山林業も盛んに行われています。
主要都市は県庁所在地の和歌山市(約36万)、海南市(約5万)、橋本市(約6万)、田辺市(約7万)、紀の川市(約6万)などがあります。
和歌山県内の賃貸需要はもっぱら主要都市に集中しています。特に県庁所在地の和歌山市は、人口が最も多い上に行政・商業の中心地であり、なおかつ和歌山駅から「特急くろしお」で大阪駅まで1時間程度でアクセスできる利便性から、単身者からファミリー層まで幅広く人気があり、賃貸物件の供給でも需要でも他地域の追随を許さない状況となっています。
奇をてらわずにアパート投資を考えるなら、まずは和歌山市がターゲットになるでしょう。
県庁所在地の和歌山市は立地条件が良く、生活、交通インフラが充実しているため、世帯や年齢階層を問わずに生活しやすい地域ですが、単身者とファミリーではそれぞれおすすめエリアが異なります。
単身者には、和歌山駅から大阪駅まで乗り換えなしで1時間半程度で到着できる和歌山駅周辺がおすすめですが、逆にファミリーには、岡公園や庚鷹児童遊園などレジャースポットが充実している吹上周辺が最適です。
和歌山市以外でアパート投資の有力な候補地としては、大阪府阪南市に隣接し「京奈和自動車道」を利用してマイカーでスムーズに大阪・奈良へアクセスできる岩出市や、橋本駅から乗り換えなしで和歌山駅へ1時間程度、さらに大阪へも1時間15分程度で到着できる橋本市、落ち着いた環境で子育てしやすい海南市などがあります。
その他、交通アクセスが良くなくても、店や病院、学校、施設が揃うなど地域内で生活が完結する場所において、賃貸経営のポテンシャルを感じさせるエリアも存在します。
和歌山県は面積の大半を紀伊山脈が占めている、山あいのエリアが多い地域です。その中では、一つの土地で高低差が生じている「変形地」が多く、活用が難しいことから価値はそれほど高くありません。中には、そうした土地を持てあましてしまっている、という人もいるのではないでしょうか。
また、和歌山県全体で見ると、過去数年で10パーセント以上の地価の下落が見られます。利便性の低いところ、台風などの災害に見舞われやすいところが特に価値を落としており、地価が上がっているのは高台にある田辺市のみとなっています。こうした中で変形地に価値を持たせるにはどうすればいいか。ここでは「売却」と「活用」という観点から、紹介していきます。
変形地で手っ取り早く利益を得ようと思うなら、一番は売却してしまうことです。ただ、形状がいびつであったり、高低差が大きいような変形地だと、買い手そのものがつかない、あるいは買い手がついたとしても非常に安く買い叩かれてしまう、ということがあるでしょう。もちろん、土地を手放すことで諸経費がかからなくなるというメリットはありますが、やはり土地を売るなら少しでも付加価値をつけたいもの。そこで注目したいのが、隣接する土地と合体した際のメリットです。土地によっては、個別では非常に使いにくかったとしても、隣接する土地と組み合わせることで、使いやすくなる形状のところがあります。こうした場所に関しては、隣接する土地の持ち主に活用プランを提示し、価値を持たせることができます。一方で、相手の土地をこちらが買う、ということもできるでしょう。プランの組み方はさまざまなので、自身の事情などを鑑み、有益なやり方を模索していくことが重要になります。
和歌山県は地価が下がっていると説明しましたが、近年人気が高まっている田辺市や、和歌山市の駅に近いエリアなどは、比較的価値を保っています。そうした場所で変形地を持っているのであれば、その場所なりの活用方法を模索していくといいでしょう。たとえば、土地が細長かったり、狭かったりしたとしても、倉庫やトランクルームといった使い方はできます。うまく提案すれば、近隣に住む人たちや企業、店舗に利用してもらえるかもしれません。また、駐車場を作るというのも一つの手段です。細長い土地やいびつな形の土地でも、駐車場であれば便利に使ってもらえるケースもあります。
変形地は、そのままでは価値が低いのですが、扱い方次第で利益を生み出すことが可能です。もしアイデアが浮かばなければ、専門家である不動産業者などに相談をしてみるといいでしょう。売却にせよ活用にせよ、プロの目から見た的確なアドバイスがもらえるはずです。
和歌山市でアパート経営を始めるには、上記したような和歌山県のエリア情報や賃貸経営事情を頭に入れておくと同時に、綿密な資金計画や運用計画を立て、それに見合った業者選びを行い、さらに和歌山県の建築関係の条例や規則を知悉しておくことが必要です。
アパート経営は一度購入して終わりではなく、長期間運用して収益を上げることを目標とするため、質の高い計画性と情報収集が重要になります。
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