土地活用でアパート経営する際、管理業務全般を自分自身で行う、という選択肢があります。その詳細について調べているページです。
「自分が購入した物件なのだから、自分自身の手で管理したい」。そう感じる人は「自己管理」を選択することになります。しかしその業務は、想像以上に煩雑。アパート経営のノウハウを充分に蓄積している人でも、手を焼く場面があります。
以下にそのメリット・デメリットを紹介しますので、確認してください。
まず自己管理のメリットとして挙げられるのは、管理費の節約です。
入居者との間に賃貸管理会社を入れると、管理業務をすべてお任せできますが、対価は必要となります。その費用相場は家賃の10~20%程度(サブリースの場合)。60,000円の家賃のアパートを自己管理する場合、年間で100,000~150,000円程度を節約できます。敷金、礼金を直接受け取ることも可能なので、より順調なキャッシュフローが実現しやすくなるでしょう。
また自己管理の場合は、入居者との契約から問い合わせ対応までを、自分自身で行うことになります。日常のやり取りの中で信頼関係を構築できる、「この人物には入居して欲しくない」という場合は断ることができる、など自分自身が賃貸状況をしっかりと把握したうえで、経営を進めることができます。
自己管理には上記のようなメリットがありますが、それもすべて、オーナーに暇と時間があっての場合。本業の傍らで不動産を経営している人が、日時を問わずに発生する業務に対応することは、実質的に難しくなっています。
例えば深夜に、室内の設備不良が発生したら…。翌日に大事な仕事を控えていたとしても、対応しなくてはなりません。もしこうした管理業務を怠っていると、入居者は早々に退去し、空室が続くことになってしまうでしょう。
また自己管理の場合、入居者との直接的なコミュニケーションが発生します。それがメリットになる場合もあるのですが、もし入居開始後に相性の悪さが露呈してきた場合、人間関係が大きなストレスとなってしまいます。家賃滞納が発生したとしても、誰も助けてはくれませんから、督促を続けなくてはなりません。
さらに大変なのが、入居者募集業務です。多彩な告知網を構築している管理会社に比べると、個人の宣伝力はどうしても劣ってしまいがち。自己管理の場合は、特に空室リスクが大きな不安材料となりそうです。
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