このページでは、土地活用におけるアパート経営と、トランクルーム経営を比較しています。一体どのような違いがあるのでしょうか?
アパート経営以外の土地活用法として、近年認知度と需要が高まっているのが、トランクルーム経営です。トランクルームは、利用者が「住居に収納しきれない持ち物」を預ける施設。更地にコンテナを複数設置する「コンテナ型」と、すでにある建物を利用する「ルーム型」の2種類に大別されます。
また経営法としては、アパートやマンションと同じ「サブリース」や、集客管理のみを依頼する「管理委託」、そして土地そのものを貸し出す「事業用定期借地」の3つが挙げられます。いずれにせよ個人経営でなく、ノウハウを持ったプロの管理会社に、間に入ってもらうかたちとなるでしょう。
トランクルーム経営は、アパート経営に比べ、機動性が高くなっています。また、成長性も高め。2015年には全国で10,000近い施設が確認されており、カラオケルームに比肩する数と勢いを誇っているのです。
それでは以下に、トランクルーム経営のメリット・デメリットを紹介しますので、アパート経営とどちらが良いか、比較するためにお役立てください。
トランクルーム経営のメリットは、初期費用の安さ。数百万円台からのスタートも可能となっています。アパート経営に比べグッと安くなっているため「借金してまで土地活用したくない…」という人にとっては、魅力的な選択肢のひとつです。
また「駅や商店街から遠い」という、アパート経営には向かない土地でも始められる活用法のひとつでもあります。
さらにトランクルームの契約期間は、10年程度となっています。「取り急ぎ遊休地を活用しておきたい」という人にとって、その転用性の高さは魅力的に映るはずです。
トランクルーム経営のデメリットは、集客の難しさ。まだ「一般的に利用するサービス」として浸透しきっていないためです。このため、華々しくオープンしても、なかなかすべてのトランクが埋まらない「空室期間」が、長く続いてしまうかも。
また地方都市の不便な場所にある土地周辺には、豊富な収納を内包する大型家屋が立ち並んでいる可能性が高めです。「この土地はアパート経営に向かない。トランクルームにしよう!」と考えたところで「潜在需要があまりないエリア」というケースもありますので、入念な市場調査は欠かせません。
さらにトランクルーム経営は、税制上で「更地と同じ評価」になってしまうため、固定資産税、都市計画税、そして相続税に関する税制優遇は、受けられません。節税効果が期待できないのは、大きなマイナスポイントですよね…。
「とりあえず土地活用」という場合、トランクルーム経営は有力な選択肢となりえます。しかしその期間に必要な持ち出しや、空室リスクについてじっくり計算を。長い目で見れば、アパート経営を始めておいた方がずっと賢明、という場合もありますよ。
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