テレビ番組の影響などで人気が高まっている「シェアハウス運営」。通常のアパートやマンション経営とはどのような違いがあるのでしょうか?シェアハウス運営ならではのメリット・デメリットを解説します。
シェアハウスとは、リビング・お風呂・トイレ・キッチンなどの共通スペース部分と、個人使用の部屋をいくつか設けているタイプの賃貸住宅です。知らない人同士で共同生活を送るため、そのあいだに生まれる人間ドラマが面白いとテレビ番組で取り上げられてから、一気に首都圏で人気が高まった賃貸形態です。
普通のアパートやマンションと差別化でき、うまくいけば安い価格で賃貸住宅を建てられるため、土地活用目的の人からも選ばれつつあります。
よくルームシェアと混同する人がいますが、ルームシェアは一つの賃貸物件内を数名で分けるというもので、シェアハウスとは別ものです。
シェアハウス運営のメリットは「居室数を増やせる」「他の賃貸物件との差別化」という点があります。
通常の賃貸物件であれば、1つの部屋に対してトイレやお風呂などの生活スペースを設ける必要があります。しかし、シェアハウスなら1つの共有スペースを用意するだけでOK。そのぶん、部屋の数を多く設けられます。
狭い土地で、通常の6畳1DKだと6部屋しか設けられない場合も、トイレやお風呂のぶんのスペースを節約することで、1つの部屋を7畳まで広げたり、もう1つ部屋を増やしたりといった工夫ができます。
部屋を多く設けるぶん、得られる家賃も多くなるでしょう。
アパートが密集している場合、競争率が高くてなかなか部屋が埋まらない可能性もあります。賃貸経営は、部屋が埋まってこそ利益が回ってくるもの。部屋が埋まらないと話しになりません。
周りと差別化を図る手段としても、シェアハウスは有効です。一般的なアパート・マンションと比較するとまだまだ数は少ないため、差別化のポイントとなるでしょう。
シェアハウス運営のデメリットは「管理が難しい」「家賃を上げにくい」という点があります。
シェアハウスは、一般的なアパートと違って共有スペースの管理オーナー負担となるケースが高いです。
通常の賃貸であれば風呂掃除やリビングの掃除は、居住者が行うことが当たり前ですが、シェアハウスだとそうはいかないのです。
居住者で当番制にしてもらうことも可能ですが、部屋の美観や風紀の乱れにつながり、退室や空き室がつづくことになりかねません。出来るだけオーナー側で行うことが安定した経営になりますが、面倒なのは間違いありません。
アパートやマンション経営であれば、空き室が埋まらないからこの部屋は他の部屋より安い設定で貸し出すといった家賃調整ができます。それは、住民同士で家賃の話をする機会が少ないためです。しかし、シェアハウスだと、住民同士のつながりが強いぶん、家賃の話もしやすいですし、家賃に違いがあることがわかると不公平とクレームが来ることも。そうなると最も安い賃料に合わせることになるため、家賃の調整が出来ないのは大きなデメリットと言えるでしょう。
シェアハウスを設けるのは、すでにアパートが密集していて空き室リスクが高い土地の場合だと言えるでしょう。管理コストや賃料アップの機会損失リスクが高いため、アパートで成功できるエリアであれば、アパートのほうが面倒は少ないです。
すでにアパートの供給が需要を追い越している際は、シェアハウスを検討しても良いかもしれません。
当サイトでおすすめしているのはアパート経営です。広い土地でなくても賃貸住宅は今の技術であれば自由に建てられます。東京に土地を持っている人であれば、常に賃貸需要は高まっているので、安定した不労所得を得られるでしょう。
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